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学会発表・参加障害者歯科 学会学術大会

平成22年度版

■平成22年10月23日(土)・24日(日)
第27回日本障害者歯科学会学術大会報告


 第27回日本障害者歯科学会学術大会が平成22年10月23日(土)・10月24日(日)の両日、江戸川区のタワ-ホール船堀で「高齢社会における障害者歯科治療」をメインテーマとして開催されました。今回は東京医科歯科大学歯学部の高齢者歯科学分野の植松宏教授が大会長を務められ、我が江戸川区歯科医師会が共催です。ちなみに矢作会長が事務局長を務められました。このような大きい学会で地区歯科医師会と共催されることは非常に希なことで、当歯科医師会の障害者歯科への係わりが認められたものと思います。

 大会は非常に盛況で2日間にわたる参加者は2300名を集め、障害者歯科の重要性を改めて痛感致しました。また、本学会は歯科医師以外の方の参加が多く、参加者の平均年齢が非常に若い元気のある学術大会であります。大学関係者よりも地域のセンター関係者、地域の歯科医師会からの参加が多いのも特徴です。

 今回は地元開催という事もあり、本会会員及び江戸川区口腔保健センタースタッフ合わせて総勢40名以上が参加しました。発表も数多くなされ、「高齢者社会で活躍する地域センタ-」シンポジウムに古川隆彦副会長、「摂食嚥下リハビリテーションにおける歯科衛生士の役割」にセンタ-の岩淵晴美衛生士がパネリストとして招聘され発表しました。ポスタ-発表は会員の加藤大樹先生が「当センターの摂食・嚥下外来での取り組み、および協力医の役割」、金栗勝仁先生が「訪問摂食・嚥下指導を介した地域医療連携に対する取り組み」、今井昭彦先生が「当口腔保健センターと地域歯科医師会会員の医療連携―センターからの患者紹介に対する意識調査―」、センタ-から室長の外園先生が「軽度知的障害を伴うトゥレット症候群患者の長期にわたる行動管理」を行いました。

 どの発表にもたいへん多くの聴衆が集まり、座長や参加の先生方からより活発な質疑応答があり、非常に有意義な発表であったと思います。また、自分たちも、他地区の状況、他施設の良いところ、参考になるところを数多く吸収し、多くの関係者との繋がりを持てたことは大きな収穫になりました。地区の歯科医会ごとの相違も大変参考になりました。江戸川区が行政の支援で恵まれているのも実感しました。 共催のため、矢作会長、古川副会長、本会事務局、センター事務局の方々は各方面との調整等ご苦労様でした。 来年は福岡国際会議場で11月4日(金)~6日(日)に行われることが決定いたしました。是非また参加し、多くの発表をしセンター運営に役立つ内容を吸収できたらと考えております。

江戸川区口腔保健センター運営実施委員会