摂食・嚥下指導
センターでは月2回水曜日、摂食・嚥下指導外来を行っています。
摂食・嚥下障害について
飲み込みにくい、食事中にむせるなど、食べたり飲んだりすることが難しくなってきた状態を摂食・嚥下障害といいます。
たとえば、うまく食べ物を噛むことができず丸のみをする、コップ飲みができない、口唇をうまく閉じることができずに食べ物がこぼれてしまう、うまく飲み込めないために口の中やのどに食べ物が残ってしまう、などといった状態が、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢のかたにみられます。その結果、体重の減少や脱水状態に陥ってしまうこともあります。
また、とくに高齢者においては、食道ではなく気管のほうに飲食物が落ちてしまうということにより、誤嚥性肺炎の危険性が高まる恐れもあります。
江戸川区口腔保健センターにおきましては、そのような状態を少しでも改善し、できるだけ安全に口から食事を摂っていただくことにより、患者様の生活の質を向上の手助けとなることを目指した摂食・嚥下治療を行っております。
診療は、月に2回水曜日、日本大学歯学部摂食機能療法講座の植田耕一郎教授と協力医が担当し、各患者様がたの症状、各種疾患などを十分考慮して行っております。
日常的な食事に少しでも問題があれば、ぜひ受診なさることをお勧めいたします。
診療内容について
1.摂食・嚥下リハビリテーション
2.歯科治療
3.口腔ケア
を中心に行います。以下は具体例写真です
1)摂食・嚥下指導室 |
2)口腔内感覚の回復訓練 |
3)とろみ食を用いたのみ込み訓練室 |
4)器具を用いた口腔機能回復訓練 |
Q&A
- Q どこに申し込めばよいですか?
- A 江戸川区口腔保健センターへ、直接電話で申し込んでください。 Tel:03-5667-8020
- Q センターへの交通機関は?
-
A
最寄りの駅は、都営新宿線一之江駅です。(徒歩約20分)
都営バス(新小22)新小岩駅 ←→ 一之江駅 ←→ 葛西駅
「江戸川5丁目」または「江戸川区口腔保健センター入口」下車が一番便利です。 - Q 車椅子なのですが、駐車場はありますか?
- A ございます。歯科治療に全身管理が必要な方もいらしてる施設なので、バリアフリーになっています。車椅子、ストレッチャーでも大丈夫です。
- Q 治療費はどれ位かかりますか?
- A 基本的に保険診療が適応されますので、一部負担金以外はかかりません。
- Q いつでもみてもらえますか?
- A 現在、月2回、水曜日が診療日となっています。電話での予約が必要です。
- Q 自宅に来てもらえますか?
- A 金曜日に訪問での摂食・嚥下指導を行っております。
- Q どんな方が見てくださるのですか?
- A 摂食・嚥下障害の専門の先生と、歯科医師会の協力医の先生がみてくださいます。
- Q どんな人が対象ですか?
- A 加齢、病気、障害などのため、食べたり飲んだりする時に、飲み込みにくかったり、ムセが出たりする方が対象です。お子様から、ご高齢の方まで年齢は問いません。
- Q 付き添いは家族でなくてもいいですか?
- A ご本人お一人でも、ご家族でない方の付き添いでも結構です。ただし、ご本人の病状、日常生活やお食事に関してお話をうかがいますので、よくご存知の方にお願いいたします。
- Q 今は口から食べられず、経管・経鼻栄養です。口から一口でも食べたい、食べさせたいと思っています。申し込みできますか?
- A 食べる楽しみは一生もっていただきたいと考えております。ぜひお申し込みください。
- Q 病気ではありませんが、食事に時間がかかり、今までより飲み込みづらくなって心配です。
- A 早めに受診され、美味しく食べられるようになってください。