歯について
歯は前歯と奥歯に大きく分けられます。
前歯は顔面の構成上重要で顔立ちの美しさに影響し、発音にも関係しています。
もちろん食物をかみ切る役目もしています。
奥歯は臼歯とも言われ、食物をすりつぶす役目をし大きな力を受け止めています。
歯の構造
歯は歯肉から出ている歯冠と歯肉の中(骨の中)に埋まっている歯根から出来ています。
- ・エナメル質
- 歯冠の表面をおおっている最も硬い組織。
- ・象牙質
- 歯冠部のエナメル質の内側から歯根部まで歯の形を形成している組織。
- ・セメント質
- 歯根の表面をおおっている組織。
- ・歯髄
- 歯の中にありふつうは神経と呼ばれていますが、神経だけでなく血管や結合組織などがあって、歯に栄養を与えています。
- ・歯根膜
- 歯根と骨とをつなぐ靭帯のような組織。
歯の断面図
口全体のレントゲン写真
前歯のレントゲン写真
乳歯
3歳ごろ乳歯が生えそろい、乳歯列が完成します。
前歯は6本、奥歯は4本で上下あわせて20本あります。
永久歯
前歯は6本、奥歯は小臼歯が4本、大臼歯が6本の合計10本で上下あわせて32本あります。
ただし、一番後ろの親知らずがない場合は上下あわせて28本です。
6歳ごろから第1大臼歯が生えはじめ、12歳頃までに第2大臼歯までの28本が生えそろいます。